最近シンガポールはヘイズ(煙害)が長引いています。

インドネシアの伝統的な焼き畑農業の煙が偏西風に乗ってシンガポールに停滞する形で、近くのビルでさえ煙に覆われて見えにくい状態が続いています。

筆者の場合はもう既になれたのか、「なんか臭うな」程度しか感じなくなってしまいましたが、最近はシンガポール人もおしゃれなマスクを付けたりして、マスクが一種のファッションになりつつあります。

某飲食店で会計を済ませたところ、その飲食店のロゴが小さく入っているマスクをもらいました。

PSI(空気汚染度指数)はこの所100を超えており、政府の指針ではUnhealthy(不健康)とのパラメーターとなっており、外での運動を控えるようにとアドバイスされています。

観光業の打撃は大きく、シンガポールフライヤー(観覧車)等の屋外のアトラクションは軒並み前年を下回っており、PSIが100台の内はまだいいかもしれませんがこの指数が200を超えるとVERY UNHEALTHYとなり「外での行動を控えなさい」となりアトラクションを中止せざるをえなくなる影響も出てきます。

煙は国境を超えてやってくる現状、追い返すわけには行きませんので、とにかく発生地での煙の流失を抑えるしかないのですが、農法をすぐには変えるわけにはいかず難しい問題です。

さて、毎年10月になりますと、イギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が最新の「世界大学ランキング」を発表します。

シンガポール政府もワーキングホリデーパスを承認する大学として参考にしています。(以前は200位以下の大学は無条件で認めませんでしたが最近では有名私立で許可されています。)

アジアではシンガポール国立大学(NUS)が昨年の27位からワンランクアップして26位となり、日本の東京大学を抜いてこの調査機関ではじめてアジア首位になりました。

日本の報道で大きく取り上げられたのは、シンガポール国立大学が首位になったことではなく、中国の北京大学が42位(昨年48位)と今年43位(昨年23位)の東京大学を抜いたことです。

ついに経済(GDP)も学術機関も中国に抜かれたのかという驚きとアジア首位から一気に3位になってしまった失望感が広がりました。

ランキングの指数としては、教育環境、国際性、研究成果等が上げられますが、恐らく日本の大学は「国際性」や英文での論文数が少ないのが影響しているのではないでしょうか?

東京大学のランキングは下がりましたが、昨日(10月6日)ノーベル物理学賞に東京大の宇宙線研究の日本人研究者が選ばれたのは皮肉的です。

かつては日本の私立大学では慶応大学と早稲田医学が200位以内に入っていましたが、今年の早稲田は601位~800位グループ、慶応は501位~600位と私が卒業したタイの大学と同じグループに入ってしまいました。

昨年200位以内に入っていました、東京工業大学、大阪大学、東北大学は200位から外れてしまいました。

100位以内に入った日本の大学は88位の京都大学の2校のみで上位は英米の有名校が占める中、アジアでの首位奪還をどのように果たしていくのかも見ものです。

東南アジア各国の最高峰の大学でも世界的には501位~800位グループです。

やはりシンガポールは東南アジアだけでなくアジア全域から優秀な学生をどんどん入学させていることから日本の大学ももっと留学生を受け入れるべきですが言葉の壁は大きいかもしれません。

駐在員が住む最適な国としてシンガポールが1位になりましたが、その中の一つとして教育機関の充実がありました。

先般も日本の方からシンガポールで子供を留学させるのにはどうしたらいいかとの質問を受けました。それだけシンガポールは教育の面で一般の方にも注目されはじめています。

Daily NNA 2015年10月8日号「東南アジア人「財」羅針盤」より抜粋


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